【Linux】Rhino Linux 2023.2 インストール手順

Linux
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今回は、UbuntuベースのLinuxでローリングリリースを採用しているRhino Linuxを仮想環境にインストールしていきます。

Rhino Linuxとは

Rhino LinuxはUbuntuベースのLinuxでローリングリリースを採用しているLinuxディストリビューションとなります。
デスクトップ環境はXFCEベースにPacstallと呼ばれるパッケージマネージャを採用しているため、Ubuntuで使用できないソフトウェアもRhino Linuxでは使えるようです。

期待する目標

本手順で期待する目標は以下の通りです。

  • Rhino Linuxをインストールできる
  • Rhino Linuxを触ることができる

前提条件

本手順で使用する環境は以下の通りです。

  • CPU : 2vCPU
  • MEM : 4GB
  • DISK : 60GB
  • 仮想環境 : VMware ESXi 7.0系

今回はVMware系の仮想環境にインストールを行いました。
Hyper-V上にインストールしようと試みたのですが、第1世代、第2世代ともに正常にインストールできなかったので、あきらめてVMware系の仮想環境を使用しました。

Rhino Linuxダウンロード

以下のURLより、Rhino Linux公式サイトにアクセスします。
URL : https://rhinolinux.org/index.html

Rhino Linux公式ページ
Rhino Linux公式ページ

Rhino Linux公式ページより、[Download]を押下します。

種別の選択
種別の選択

[Download Rhino Linux]より、自身の環境に合わせたISOファイルの種類を選択し、[mirrors]を押下します。

ISOファイルのダウンロード
ISOファイルのダウンロード

[Rhino Linux 2023.2 – Generic (x86_64) download mirrors]より、ISOファイルのリンクを押下し、ISOファイルをダウンロードします。
以上で、Rhino Linuxのダウンロードは完了です。

Rhino Linuxインストール

ダウンロードしたISOファイルを仮想マシンにマウントし、起動します。

boot画面
boot画面

起動すると、[Booting Rhino Linux OS live disk in x seconds]と表示されるため、ライブOSが起動するまで待機します。

インストーラの実行
インストーラの実行

デスクトップに作成されている[Install Rhino Linux]のショートカットをダブルクリックします。

ようこそ
ようこそ

「ようこそ」より、インストール時に使用する言語を選択します。
今回は、日本語でインストールを行うため、[日本語]を選択しました。
設定が完了したら、[次へ]を押下します。

ロケーション
ロケーション

「ロケーション」より、地域の設定を行います。

  • 地域 : Asia
  • ゾーン : Tokyo

設定が完了したら、[次へ]を押下します。

キーボード
キーボード

[キーボード]より、自身が使用するキーボードレイアウトの設定を行います。

  • キーボードモデル : Generic 105-key PC
  • キーボード言語 : Japanese
  • キーボードレイアウト : Default

設定が完了したら、[次へ]を押下します。

パーティション
パーティション

[パーティション]より、Rhino Linuxをインストールするディスクのパーティション設定を行います。

  • ストレージデバイスを選択 : インストールするディスクを選択
  • ディスクの消去 : ●
  • システムの暗号化 : □
  • ブートローダの場所 : /dev/sda

設定が完了したら、[次へ]を押下します。

ユーザ情報
ユーザ情報

[ユーザ情報]より、OSに設定するユーザ情報を設定します。

  • あなたの名前は何ですか? : 自身の名前を入力
  • ログイン時に使用する名前は何ですか? : OSログイン時に使用するユーザ名を入力
  • このコンピュータ名は何ですか? : OSのホスト名を入力
  • アカウントを安全に使うため、パスワードを設定してください : ユーザ名に対するパスワードを入力
  • パスワードを尋ねずに自動的にログインする : □

設定が完了したら、[次へ]を押下します。

要約
要約

[要約]より、インストールする際の設定を再確認し問題がないようであれば[インストール]を押下します。

インストール続行の確認
インストール続行の確認

[インストールを続行しますか?]より、[今すぐインストール]を押下します。

インストール中
インストール中

インストールが開始されるため、完了するまで待機します。

インストール後の再起動
インストール後の再起動

[終了]より、再起動を求められるため[今すぐ再起動]にチェックを入れ、[実行]を押下します。
以上でRhino Linuxのインストールは完了です。

Rhino Linux 初期設定

OSログイン
OSログイン

再起動後、作成したアカウントとパスワードを使用してログインします。

初期設定ウィザード
初期設定ウィザード

初回ログイン時に初期設定ウィザードが表示されるため、[Let’s Start]を押下します。

カラースキーム
カラースキーム

[Coloer Scheme]より、任意のカラースキームを選択し、[Next]を押下します。

パッケージマネージャー
パッケージマネージャー

[Package Manager]より、自身が使用したいパッケージマネージャーを設定します。
今回はFlatpakを選択してみました。
パッケージマネージャーの設定が完了したら、[Next]を押下します。

Extra Settings
Extra Settings

[Extra Settings]より、拡張機能の設定を行います。
今回は、デフォルトの状態で[Next]を押下します。

認証
認証

Extra Settingsの選択後に、[認証]が入るので、作成したユーザのパスワードを入力して、[認証する]を押下します。

初期設定の完了
初期設定の完了

デスクトップ画面が表示されたら、初期設定が完了です。

Rhino Linuxを触ってみる

Rhino Linuxのインストールが完了したので、少し触ってみたいと思います。

検索
検索

メニューバーの一番上を押下するとmacOSで言うところのSpotlight的な検索バーが表示されます。

インストールアプリ
インストールアプリ

インストールアプリケーションはこのような感じになります。
設定系が多いものの、オーディオ系のソフトやフォトビューアー、オフィススイートなどがあるので、インストール直後でもそこそこ使えそうです。

ブラウザ
ブラウザ

ブラウザはFirefoxが搭載されています。

ファイルブラウザ
ファイルブラウザ

ファイルブラウザには、[Thunar]と呼ばれるxfceの標準ファイルブラウザが搭載されています。
これは、Windows10のエクスプローラのようなファイルブラウザになります。

コードエディタ
コードエディタ

これはちょっとびっくりしたのですが、VSCodeならぬ、[VSCodium]といわれるVSCodeのオープンソース版的なコードエディタが標準で搭載されています。

ターミナル
ターミナル

ターミナルはxfceのターミナルが標準で搭載されています。

システム情報
システム情報

なぜかメニューバーの一番下にはシステム情報のショートカットが登録されていました。

時計とカレンダー
時計とカレンダー

画面上部にある時計を押下すると自己主張が少なめなカレンダーが表示されました。
なんか時計の表示サイズに比べてカレンダーのサイズが小さいのが気になりますが、予定なども表示されないタイプのカレンダーのため、見る分には問題ないと思いました。

設定マネージャー
設定マネージャー

[設定マネージャー]では、各種設定ができます。
ここでは、xfceの設定や個人設定などWindows設定のような大雑把な分類がされているので、ここは使いやすいと思いました。

壁紙
壁紙

壁紙については、少なくはありませんが、特段多くはないと感じました。
ただ、OSのベースカラーが紫ということもあり、紫~青系の壁紙が多いなーと感じました。

動画再生ソフト
動画再生ソフト

動画再生ソフトは[mpv]と呼ばれるフリーソフトが標準で搭載されています。

画像ビューアー
画像ビューアー

画像ビューアは[Ristretto 画像ビューアー]と呼ばれるxfce標準の画像ビューアーが搭載されています。

Officeスイート
Officeスイート

オフィススイートには、LibreOfficeが標準で搭載されています。

テキストエディタ
テキストエディタ

テキストエディタには[Mousepad]と呼ばれるシンプルなxfceのテキストエディタが標準で搭載れています。ついでにデフォルトの状態だと日本語入力ができなかったので、別途Mozcなどを入れて設定する必要があるのかなーと思いました。

デスクトップの設定
デスクトップの設定

デスクトップを右クリックすると、メニューが表示されます。
この挙動については、Windowsと同じような感じになります。

シャットダウン
シャットダウン

シャットダウンは画面左上にあるボタンから行います。
シャットダウンボタンを押下すると、シャットダウンメニューが表示されるので、[シャットダウン]を押下します。
シャットダウンは確認が入らないタイプでした。

まとめ

今回は、VMware系の仮想環境にUbuntuベースのLinuxであるRhino Linuxをインストールしてみました。
OSのイメージカラーが紫なので、毒々しい感じはありますが、Ubuntuベースということもあり、インストールまでに大きな問題はなくインストールすることができました。
また、標準で様々なアプリケーションがインストールされているため、インストール直後の状態でもそこそこ使えるようになっていると思います。
ベースがUbuntuですが、Ubuntu感があまりなく、メジャーなOSはちょっと嫌だけど、あまりにもマイナーすぎるOSはトラブルの際に調査がめんどくさいなどといった方にはよいのではないでしょうか。

おまけ

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