【Linux】Azure Linux 3.0 インストール手順

Linux
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今回は、Microsoft Azureで使用されているAzure LinuxをHyper-V上の仮想マシンにインストールしていきます。

期待する目標

本手順で期待する目標は以下の通りです。

  • Azure Linuxをインストールすることができる

前提条件

本手順で使用する環境は以下の通りです。

  • CPU : 2vCPU
  • MEM : 4GB
  • DISK : 60GB

Azure LinuxはHyper-Vと親和性が高く、VHDファイルも配布されているようですが、汎用的にインストールができるようにISOからインストールしていきます。

Azure Linuxのダウンロード

Azure LinuxはGitHubのリポジトリ上にあり、ISOファイルもそこからダウンロードすることができます。

Azure Linux ISO
Azure Linux ISO

以下のURLより、Azure LinuxのGitHubリポジトリにアクセスします。
URL : https://github.com/microsoft/azurelinux?tab=readme-ov-file#iso

ISOのセクションより、[Azure Linux 3.0 x86_64 ISO]を押下し、ISOファイルをダウンロードします。ISOファイルの容量は約700MB程度となります。

Azure Linux 3.0 インストール

ダウンロードしたISOファイルを仮想マシンにマウントして、起動します。

Select Installation Experience
Select Installation Experience

[Select Installation Experience]より、インストールの方法を選択します。
今回は、GUIでのインストールを行うため、[Graphical Installer]を選択します。
この際、マウスは使用できないため、キーボードの矢印キーで選択して、Enterを押下します。

Installation type
Installation type

[Installation type]より、インストールタイプを選択します。
今回は、フルインストールを行うため、[Azure Linux Full]を選択します。

Welcome to the Azure Linux 3.0 installer.
Welcome to the Azure Linux 3.0 installer.

インストールタイプの選択が完了したら、[Next]を押下します。

License Agreement Azure Linux EULA
License Agreement Azure Linux EULA

[License Agreement Azure Linux EULA]より、エンドユーザ規約を一読し、同意できる場合は[I accept the terms and conditions above.]にチェックを入れ、[Next]を押下します。

Partition Configuration
Partition Configuration

[Partition Configuration]より、インストールする際のパーティション設定を行います。

  • Storage device : インストールするデバイスを選択(複数ディスクをアタッチしている場合はインストールするデバイスの選択に注意が必要です。)
  • Choose partitioning method : Erase disk
  • Encrypt system : □

今回は、自動パーティショニングでパーティションを区切ります。
手動でパーティションを区切る場合は、[Manual partitioning]を選択し、手動でパーティションを区切ります。自動でパーティションを区切り場合、ディスク内の全データが消去されるため、注意します。
設定が完了したら、[Next]を押下します。

System Configuration
System Configuration

[System Configuration]より、ホスト名やユーザの設定を行います。

  • Hostname : Azure Linuxに設定するホスト名を入力
  • User Name : 最初に作成するユーザ名を入力
  • Password : ユーザ名に対するパスワードを入力
  • Repeat password : パスワードをもう一度入力

設定が完了したら[Install]を押下します。

You will not be able to undo these changes.
You will not be able to undo these changes.

[You will not be able to undo these changes.]とインストールすると戻せない旨の警告が表示されるため、問題ない場合は[Install Now]を押下し、インストールを開始します。

インストール中
インストール中

インストールが開始されるため、完了するまで待ちます。
インストールする環境にもよりますが、インストール完了まで2分程度でした。

All done.
All done.

インストールにかかった時間とともに、[All done.]と表示されるため、[Done]を押下しインストールを完了させます。

インストール後のログイン
インストール後のログイン

インストール後に再起動が走るため、再起動しインストール時に作成したユーザでログインします。

os-release
os-release

初めてLinuxにログインしたらとりあえずやってみるos-releaseコマンド。
結構マイナーなLinuxの場合ちゃんとしてないことが多いイメージですが、さすが天下のMicrosoft様、ちゃんと記載はされているっぽい。

以上でAzure Linuxのインストールは完了です。

まとめ

今回はAzureで使用されているAzure Linux 3.0をHyper-V上にインストールしてみました。
Amazon Linuxに比べダウンロードからインストールまでの手順が短く、簡潔にまとまっていたため、非常にインストールしやすいディストリビューションでした。
Amazonの場合は、変なISOを準備したり結構大変だったのですが、Azure Linuxはダウンロード→インストールという超簡単な流れでインストールできました。
インストーラーも超シンプルでとても良いLinuxだなーと思います。

おまけ

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