【VMware】UAGをHyperV上に展開する(失敗編)

Virtualization
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今回は、VMware社のHorizonスイートの1つであるUnified Acccess Gateway (UAG)をHyper-V上にデプロイしたがうまく動作しなかったので、実際にやったことと状況を記事まとめたいと思います。

前提条件

本手順で使用する環境は以下の通りです。

【Hyper-V】

  • OS : Windows Server 2019

【UAG】

  • デプロイサイズ : 標準
  • CPU : 2vCPU
  • MEN : 4GB
  • DISK MODE : Thin
  • デプロイバージョン : 2306

vSphere上にUAGを展開する際は、OVFテンプレートのデプロイからGUIでデプロイが可能ですが、AWS環境やAzure環境にデプロイする際にはPowershellからのデプロイになります。
Hyper-Vへの展開もPowershellからの展開になります。

デプロイで必要なもの

デプロイを行う際に、必須なものは以下のものとなります。

UAGデプロイで必要なもの
UAGデプロイで必要なもの

HYper-V上にUAGをデプロイする際に最低限必要なものは、以下のものとなります。

  • uagdeployhv.ps1
  • uag.ini
  • euc-unified-access-gateway-23.03.0.0-21401666_OVF10.vhdx
  • UAG_Settings.json (必要に応じて)

uagdeployhv.ps1とeuc-unified-access-gateway-23.03.0.0-21401666_OVF10.vhdxについては、VMware Customer Connectより、ダウンロードすることができます。
UAG_Settings.jsonは、既存で運用しているUAGよりエクスポートすることができます。
iniファイルについては、Hyper-V環境の場合、色々と手動で設定する必要があるので、こちら側で作成します。

また、euc-unified-access-gateway-23.03.0.0-21401666_OVF10.vhdxは、ダウンロード時にeuc-unified-access-gateway-23.03.0.0-21401666_OVF10.vhdとなっているので、Hyper-Vでvhdxファイルに変更しておきます。

iniファイルの作成

必要なものをダウンロードしたら、iniファイルの作成を行っていきます。
uagdeployをダウンロードすると、中に色々とiniファイルのサンプルがあるので、これらを使用してiniファイルを作成していきます。
今回は[uag9-awhv.ini]を参考に以下のようにiniファイルを作成しました。

[General]




#デプロイする仮想マシン名を設定
name=vuag-2306

#UAGのVHDXファイルのフルパスを指定
source=<Path>\euc-unified-access-gateway-23.03.0.0-21401666_OVF10.vhdx

#Hyper-Vを配置するパスを指定
ds=H:\VirtualMachine


#Hyper-Vネットワークを指定
netInternet=Private
netManagementNetwork=Private
netBackendNetwork=Private

#DNSサーバのアドレスを指定
dns=<DNS Server IP>


#デフォルトゲートウェイを指定
defaultGateway=<Default Gateway IP>


#展開時のNIC数を指定(効果不明)
deploymentOption=onenic

#IPアドレスを指定
ip0=192.168.100.33
netmask0=255.255.255.0

ip1=192.168.100.34
netmask1=255.255.255.0

ip2=192.168.100.35
netmask2=255.255.255.0

これ以外にも必要に応じてSSHの有効化などの設定を入れておくべきかもしれませんが、最低限ここら辺の設定が必要そうです。
IPアドレスの指定については、[onenic]を指定していますが、展開時には3NIC構成となっていました。

UAGをデプロイする

iniファイルの作成が完了したら、UAGをPowershellからデプロイしていきます。
UAGをデプロイする際に、以下のコマンドでPowershellの実行権限を変更しておきます。

PS > Set-ExecutionPolicy bypass -scope Process

VMwareの展開手順だと、スコープを指定せずに権限を変更していますが、それだと戻し忘れが発生するかもしれないので、プロセスのみに権限を絞っています。

PS > cd <uagdeploy.ps1が存在するフォルダパス>
PS > .\uagdeployhv.ps1 UAG.ini
UAG Deployコマンド
UAG Deployコマンド

uagdeploy.ps1の実行後、パスワードの設定などを対話型で聞かれるため、入力していきます。

各パスワード設定
各パスワード設定

パスワードについては、合計4回入力する必要があります。

  1. rootのパスワード
  2. rootパスワードの再入力
  3. 管理画面へのログインパスワード
  4. 管理画面パスワードの再入力
CEIPへの参加
CEIPへの参加

CEIPへの参加が求められるため、[Yes/No]を入力します。

UAGデプロイ完了
UAGデプロイ完了

[UAG virtual appliance XXXXX deployed successfully]と表示が出たら、UAGのデプロイは完了です。

Hyper-Vマネージャーから確認
Hyper-Vマネージャーから確認

デプロイされたUAGをHyper-Vから確認すると、正しくデプロイされ、起動した状態となっています。

デプロイ後の状態確認

デプロイ後に、UAGの管理画面にアクセスしてみます。

アクセス拒否
アクセス拒否

1NIC構成だとHTTPSで9443ポートを使用するため、アクセスしてみましたが・・・
3NICの構成だとeth0が管理側となり443アクセスができるようですが、結果は変わらず・・・
他のNICだとタイムアウトするので、どうやらeth0が管理ポートっぽいです。

eth0 ping
eth0 ping

eth0に対しては、pingの疎通が通っています。

eth0 Test-Netconnection
eth0 Test-Netconnection

eth0にTest-NetConnectionをかけてみると、9443のポートが閉じられているようです。
443でも試しましたが、同様に拒否されました。

他のeth1やeth2に対しても同様のコマンドを実行しましたが、Pingの疎通は通らず。。。

仮想マシンの設定
仮想マシンの設定

仮想マシンのNICは3NICが追加されていました。
このことから、Hyper-V上にUAGを構成する際には3NIC構成となるようです。

考察

海外でもHyper-V上にUAGをデプロイする際に迷っていたケースが散見されていましたが、どうやら1NIC構成でのデプロイは難しいようです。
また、それぞれのネットワークが別のネットワーク上にある必要があるらしく、Hyper-Vで構成する際には、DMZなどの別のネットワークが必要になりそうです。

とはいえ、uagdeployhv.ps1を使用してHyper-V上にUAGをデプロイすることができたので、VMwareとしてもサポートしているとは思いますが、構成に関する情報が少ないので、UAGをHyper-V上に展開するのはあまりお勧めしないです。

おまけ

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